検査前に痛み止めの局所麻酔薬と鼻出血予防の血管収縮剤を鼻腔内に散布します。次に、胃の中をきれいにするために、泡を消す薬を飲んでいただきます。また、胃カメラをしているときには、検査のために青い色素を胃の中に散布することがあります。胃の動きを一時的に弱めるためのペパーミント製剤を胃の中に散布することがあります。
- HOME
- 検査案内
CTスキャン
当院ではマルチスライス4列CTスキャンを導入しており、エックス線による断層撮影が可能です。360度全周性に撮影することにより、一方向からの撮影に比べて多くの情報が得られます。CTによって撮影された画像は人体内部の状態を判断することに優れています。
腹部エコー
超音波を利用した腹部用の断層撮影装置です。CTと比べると検査対象となる臓器が限られますが、簡便な装置で撮影できるのが特徴です。超音波による人体への影響は少なく、施行できることが特徴です。
上部消化管内視鏡
いわゆる胃カメラです。当院では鼻から挿入する経鼻タイプのものを導入しています。口からの胃カメラと比べて苦痛が少なく、検査中も会話可能です。経鼻用の内視鏡であっても口からの挿入もできます。
全検査件数
平成25年度(2013年4月1日から2014年3月31日まで)
上部消化管内視鏡 全検査件数:157件
よくある質問
Q1 鼻からの胃カメラの時に何か薬を使用しますか?
Q2 眠って検査を受けることはできますか?
いいえ、当院では麻酔薬による眠った状態での内視鏡検査は施行しておりません。頻度は少ないですが、意識をなくすことによる合併症の危険があるためです。何より、検査中も医師との会話ができるという鼻から胃カメラの利点が失われてしまうからです。
Q3 鼻からの胃カメラは苦しいですか?
口からの胃カメラと違い、のどへの刺激が少ないので嘔吐反射が少なく、口から入れるよりは楽と感じる方がほとんどです。
Q4 検査室にはどんな人がいるのですか。
通常は、内視鏡の医師と数名の看護師で内視鏡検査を行います。
Q5 時間はどれくらいかかりますか。
内視鏡の検査時間は、10から15分程度です。この前後に検査前処置と検査後の説明時間があります。内視鏡の検査だけなら、来院されてから会計が終了するまで1時間以内です。
Q6 胃カメラが終わったら仕事はできますか。
できます。特に問題ありません。
Q7 検査結果はいつわかりますか?
すぐにわかります。検査後に説明いたします。ただし、病理検査(消化管粘膜の一部を顕微鏡で見る検査)を行った場合は、結果が出るのに1週間ほど必要です。
胸部エックス線撮影装置
エックス線による胸部画像を撮影します。いわゆるレントゲン撮影です。心臓、肺、肋骨などの胸部臓器を評価することに用います。
12誘導心電図
検診などでよく行われる一般的な心電図です。心臓の状態を評価することに用います。特定の部位から生じる電気的な信号が引き金となって、心臓は拍動します。心臓におけるその電気信号の伝わり方を記録したものが心電図です。体の表面に記録用のシールをいくつか貼り付けるだけで検査できます。
血液検査
当院では血液検査のうち一般的な血球計測・生化学の院内検査が可能です。採血してから最短約20分で結果がわかります。
糖尿病のHbA1cも院内で測定可能です。
また、外部委託による他の検査も施行しています。
尿検査装置
一般尿検査は院内でできます。尿路感染症や腎臓病を評価することに用います。
色覚検査と胃バリウム造影に関しまして
当院では厚生労働省の平成13年労働安全衛生規則改正に従い、色覚検査は施行しておりません。ご理解とご協力をお願いします。
また、胃バリウム造影は当院では設備を用意しておりませんので、他院へ紹介させていただいております。ご理解とご協力をお願いします。